想うコトすまうとのこだわり

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すまうとがお届けしたい
天然素材のある暮らし

  1. 1
    天然素材を使うわけアレルギー問題と天然素材
  2. 2
    接着剤も塗料も自然素材家具と化学物質
  3. 3
    スギのススメスギの特徴をご紹介
  4. 4
    姿勢と座り心地椅子に座る姿勢
  5. 5
    山から関わる家具づくり低温で乾燥するということ
  6. 6
    よりよい暮らしのために家具・建具・建築の境界を超えたい
  7. 7
    構造力学の視点で考える構造力学が家具に生きる小話
  8. 8
    研究アレコレ研究でありたい

1. 天然素材を使うわけ

アレルギー問題

21 世紀の医療・健康分野での大きな問題の一つとして挙げられるのが“アレルギー”です。
これは大気汚染や食品添加物の増加等、人工的な化学物質の増加によるものも大きく、アレルギーと同様に問題視されているものには、化学物質過敏症やシックハウス症候群といったものも挙げられます。
こういった問題をなんとか見直したいと考え、 “天然素材”にこだわったモノづくりをしようと思うようになりました。

天然素材にこだわるとは

「天然素材にこだわる」といっても、人工的・現代的なものを取り払い「昔の生活」に戻る、という考えは現実的ではありません。様々なものが開発され便利になった今、それらを捨てるというのは難しいことだと思います。私たちは天然素材を、生産性や利便性を兼ね備えた“現代的な使い方”をしたいと考えています。

天然素材のチカラ

天然素材には元々素晴らしい性能が備わっている場合が沢山あります。軽さ、強度の強さ、調湿効果、抗菌効果、香り成分によるリラックス効果、防虫効果等など、人々は昔からつい最近までこれら自然のチカラを生活の中に生かし上手く利用してきました。もっと便利に、もっと簡単に、もっと効率的に、もっと安く、もっと格好よく(もっと、もっと、もっと)という考えの中、健康や環境、そして触り心地や経年変化(アジ)のような五感で感じるここち良さという部分が少しないがしろにされてきてしまったのかなと思います。その弊害が出てきている事は皆さんご存知の通りと思います。
科学の進歩が害をもたらしてきたのですが、更に科学や工学が進歩進化する中で扱いが大変だと思っていた天然素材が(価格も手間も)扱いやすくとても身近になってきていることに気がついたのです。でんぷんはアルファー化し乾燥でき、さらに粉をとても細かく微粉末化できるようになったので水で簡単に溶くことが出来るようになりました。フレッシュな天然の糊が簡単にできるようになったという事になります。木材の乾燥は自然界にある温度帯の低温で乾燥できるようになりました。また化学物質を発生しない無機素材(陶器、石、金属)も進歩しとても使いやすくなっています。ガラスを液体化し塗料として使えるようになりました。錆びないステンレスが気軽に使えるようになりました。強化ガラスも気軽に使えるようになりました。
現代だからこそ天然素材や無機素材が使える、使いたいと思ったのです。

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2. 接着剤も塗料も自然素材

家具が化学物質の発生元となる可能性も

シックハウス症候群は家屋の建材だけでなく、家具が原因となることもあります。どんなに VOC(揮発性有機化合物)の指針に従った家づくりをしても、その家に置く家具が化学物質の発生元となるかもしれません。一見木製で天然素材の家具のように見えても、そのほとんどは塗料や接着剤で化学性のものが使われています。化学塗料を使用した家具は、手で触れる部分すべてに化学性のものが塗られていることになりますが、これで果たして本当に “天然素材の家具”と言えるのでしょうか。これらのことからすまうとでは、接着剤や塗料を極力使わず、使うとしても自然素材のみを選んで使用しています。

自然素材の接着剤には劣化が少ない

全てのものを塗装するという考え方にちょっと待ったをかけたいと思っています。塗装をしないという選択肢がある事を皆さんにお伝えしたいです。特にスギやヒノキのような針葉樹、桐などは無塗装の状態が最も性能を発揮してくれるからです。冬でもヒヤッとせず温かく、汗ばんだ肌でもべとつかずサラッとしていて、肌ざわりが優しいという塗装しないほうが良いと思われる素材もあるのです。
しかし塗料は汚れの保護やツヤやキレイな色合いを出して高級感を感じさせてくれたりする優れものでもあります。当社では養蜂場から直接仕入れた蜜蝋と薬品ではなく圧搾した亜麻仁油や菜種油を混ぜて天然の塗料をつくっています。木材に触れた時に木そのものの質感が残る仕上げと考えています。
すまうとで使用する接着剤はたんぱく糊とでんぷん糊です。
たんぱく糊は、乳に入っているたんぱくを取り出したものです。でんぷん糊はお米などを由来の糊です。
自然素材の接着剤というと、強度を心配される方もいるかもしれません。強度の測り方はいろいろありますが、たとえば“せん断試験”では、でんぷん糊は木工用ボンドと同等、たんぱく糊はそれ以上の強度が出るという結果が出ています。[第三者機関にて試験]
また、自然素材の接着剤には”劣化が少ない”と感じていますが、”衝撃に弱い”というデメリットも感じています。しかし、こうしたデメリットについては、接着面積を 2 倍にする、クサビを入れる等、構造的に弱い部分を補っていけば問題はありません。エンジニアとして、こういった部分を補いながら、天然素材にしかない良さを家具に生かせたらと考えています。

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3.スギのススメ~性能にほれ込んだ話~

スギの特徴をご紹介

【軽さ】
スギは他の木と比べて軽いため、強度が低いと言われることがありますが、実際は建築の柱に使われている材でもあり、ある条件下での強度は鉄をも凌ぐものがあります。
【吸湿放湿性能】
湿気を吸ったり吐いたりする性能が非常に強いです。
【柔らかさ】
触れると柔らかく優しく、空気を含んでいるため冬でもヒヤッとせず暖かい
【香り成分】
安眠を促したり、勉強をする際などストレスがかかっている際に鎮静効果があるという研究結果が出ています。

これらのことから、スギはほかの木と比べても、椅子のような肌に触れる家具にとても合うと言えます。少し前では考えられないことでしたが、今ではその良さが認められフローリングにも使われるようになり、少しずつスギの見られ方が変わってきている実感があります。
しかしながら、その軽さ故の強度の心配や、柔らかいからこその傷つきやすさから、まだまだ家具としては使われていないのが現状です。一般の家具屋さんでは扱いきれないスギを、すまうとでは、デメリット部分をうまく補い適材適所で使ってあげることで、そのよさを生かした家具づくりができるのではと思っています。

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4.姿勢と座り心地

椅子に座る姿勢

“いい姿勢”というと“頑張って座る辛い姿勢”のようなイメージがあるかもしれませんが、本来、いい姿勢というのは強いるものではなく、骨盤が立ちやすい仕組みによって自然と促されるのが理想だと考えています。実は自身に腰痛があり、何度もぎっくり腰を経験する中で、その原因が家具にあることも多いのではないかと思うようになりました。
そもそも椅子というのは西洋からきた道具です。大きさも骨格も筋力の付き方も違う日本人に、そのままの形で合うわけがありませんが、西洋人の体に合う形で輸入され、そのまま日本で作られるようにな
ったため、日本人の体に合わないものが当たり前のように使われてきました。

日本人に合った座り姿勢について

以前座禅をしに行った際、僧侶が座布団をお尻の下に入れていたのを見て、僧侶の美しい姿勢は修行の中だけで得たものではないかもしれないと考え、座布団の代わりに傾斜を作り、骨盤をぐっとあげることのできる椅子を作りました。他にも整形外科の先生や、人間工学の先生と一緒に椅子づくりをする機会を持つ中で、姿勢と椅子の関係に興味を持ち、“素材”だけでなく、“作り”の部分でも健康と結びつく家具の提供ができるのではと考えるようになりました。
すまうとでは、その方の骨格に合わせて椅子をつくったり、椅子を調整(フィッティング)する事で腰痛や肩こりを起こしにくいとされる骨盤が立った姿勢(座禅を組む僧侶のような上半身の姿勢)を促す椅子をつくっています。[チェアーフィッティング]

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5.山から関わる家具づくり
低温で乾燥するということ

一般の流通ではない素材を使用

スギやヒノキといった針葉樹は、家具にはなかなか使われないため、流通している材は建築用の材です。建築用の材は家具用の材よりも含水率が高く、空調が効いている室内では家具が割れる可能性があるため適しません。建築用の材の含水率は 20%から多いときは 30%程度ですが、家具に使おうと思うと10%程度まで落とす必要があります。
そこですまうとでは、山から関わって、通常流通では仕入れることが出来ない素材を仕入れることにしました。昔からのやり方で、葉枯らし乾燥という方法をとった材を仕入れ、自社で低温乾燥にかけています。低温乾燥は、一般的な人工乾燥よりも低い 40℃程度で乾燥を行う方法です。地球にある温度帯で乾きやすい条件を作ってあげるだけで、負荷を与えず比較的ゆっくり乾燥させていきます。高温での乾燥と違い、木の中の成分が変性することもありません。昔ながらのやり方だと他に天然乾燥という方法もありますが、これは気候の範囲内までしか含水率が落ちません。昔はそれでも十分でしたが、今は家の中の気密性が増したことで、室内は室外よりも乾燥状態にあるため、家具に使用する際には天然乾燥の材よりも含水率を絞ることが望ましいとされています。
これらの取り組みをお客様にも知っていただくため、すまうとでは立っている木からお客様に関わっていただく「タチキカラ」というプロジェクトも行っています。

新月伐採という昔ながらの方法

これは木が月の引力に影響を受けているという説からくるもので、新月に向かっているときは木が休んでいる状態で、満月だと成長期にあたり木の中に栄養や水が蓄えられている状態だとして、新月の1~2週間前に伐採を行うことで、虫やカビがつきにくく、乾燥もしやすい材になるという考え方です。実際にこういった材は加工してみても、油が抜けていなくてつやっぽかったり、材に粘りがあったりと良い感触があります。

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6.住まう人のために、家具・建具・建築の境界を超えたい

よりよい暮らしのために

これまでの建築と家具の関係性は、「建築の人が家具を考えて家具屋さんに作らせる」ような受発注の関係性でした。暮らしのために家があって、空間があって、家具があって…でもそれをはじめから一緒になって、よりよい暮らしのために考えるような流れがどうしても足りないような気がします。建具なのか、家具なのか。たとえば家具で空間を作ってもいいし、建具の中に家具がはまっていてもいい。本来そこに境界は必要ありません。

有用で現代的な住まいを提供

今、リフォームが一つの産業として膨らんでいますが、いざリフォームをしようとするとあちこちに手を加える必要が出てきて大がかりになることがよくあります。そんな中子育てや子離れといったライフプランの変化があった際に、本当はリフォームをしたいけどコスト的にできないという人はすごく多いのではないでしょうか。そんな時に、家具と建築がもっと融合していれば、たとえば初めから大きな空間に家具で壁を作っておけば何回でも組み替えることができる…そんな有用で現代的な住まいが提供できるようになるのでは、と考えています。これは住まうとの“夢”として何かの形で提供・提案してきたいです。

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7.構造工学が家具に生きる小話

構造工学の視点で考える

私はデザイナーであり木工職人であると同時に構造エンジニアでもあります。構造とか工学とか力学というと、硬くて答えが一つしかないもののように感じるかもしれませんが、実は設計者の視点によってコンセプトや条件が変わると幾通りもの答えが導き出されます。創造性が高く柔軟でクリエイティブなものなのです。その反面、解が絶対的な1つのものでない事になりますのでコンセプトや条件をしっかりと組みたてなければいけません。
例えば”椅子”は、美しさやここち良く座るための機能が必要ですが、安全に座れるための強度なくしては椅子として成り立ちません。強度を出すためには構造をしっかり考えてつくらないといけないというわけです。そして構造をどう処理できるかで形や機能の選択肢の幅が大きく変わってくるのです。

構造力学の世界と家具の融合

天然素材で作るため接着剤を使わなくてもいい工法を考えたい!肌に優しいスギを使った、強度も兼ね備えた工法を探したい!これらも、まさに構造力学でこそ解決ができると思うのです。構造力学の世界と家具は、かなりいい関係なのでは、と思っています。

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8.研究アレコレ

研究者でありたい

エンジニアなので、感覚的な仕事ではなく根拠をもって仕事をしたい、研究者でありたいと常々思っています。

①低温乾燥スギの性能
②スギと広葉樹の家具 特許
③椅子と姿勢 日本の座りの技を椅子に
④天然接着剤の強度試験

~今後の課題や着目している素材・事など~
①セルロースナノファイバー
②「漆」という接着材
③姿勢とこころや身体の反応


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